医療費控除と精神科受診|確定申告で取り戻せる費用とは?北海道オンライン診療も対象になる?
「精神科やオンライン診療にかかった費用も医療費控除の対象になるの?」「確定申告って難しそうで……」と感じている方は多いのではないでしょうか。実は、精神科・心療内科の受診費用は医療費控除の対象になります。この記事では、対象となる費用の範囲から申告の手順、北海道でオンライン診療を利用した場合の取り扱いまで、わかりやすく解説します。
「精神科やオンライン診療にかかった費用も医療費控除の対象になるの?」「確定申告って難しそうで……」と感じている方は多いのではないでしょうか。実は、精神科・心療内科の受診費用は医療費控除の対象になります。この記事では、対象となる費用の範囲から申告の手順、北海道でオンライン診療を利用した場合の取り扱いまで、わかりやすく解説します。
目次
精神科や心療内科への受診を続けていると、診察料・薬代・通院交通費など、気づかないうちにまとまった金額になっていることがあります。「もう少し費用の負担が軽くなれば……」と感じている方も少なくないでしょう。
そんなとき活用したいのが、医療費控除という制度です。確定申告をすることで、支払った医療費の一部が税金として戻ってくる可能性があります。ただ、「確定申告は難しそう」「精神科の費用でも認められるの?」「オンライン診療はどうなの?」と疑問や不安を持たれている方も多いと思います。
この記事では、医療費控除の基本的な仕組みから、精神科・心療内科の受診費用が対象になるかどうか、さらに北海道でオンライン診療を利用した場合の取り扱いまで、精神科専門医の監修のもとわかりやすくお伝えします。制度をうまく活用して、治療を続けるための経済的な支えにしていただければ幸いです。
医療費控除とは、1年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費が一定額を超えた場合に、その超えた分を所得から差し引くことができる税制上の優遇措置です。所得税や住民税の負担が軽減されるため、実質的に支払った医療費の一部が手元に戻ってくる仕組みといえます。
医療費控除を受けるためには、原則として確定申告が必要です。会社員の方でも、医療費控除は年末調整では処理できないため、自分で確定申告を行う必要があります。難しく聞こえるかもしれませんが、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を使えば、画面の案内に従って入力するだけで申告書を作成できます。
医療費控除の計算式は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 控除額の計算式 | (実際に支払った医療費の合計) − (保険金などで補填された金額) − 10万円※ |
| ※所得が200万円未満の場合 | 10万円ではなく「総所得金額等の5%」を差し引く |
| 控除の上限額 | 200万円 |
| 対象者 | 本人および生計を一にする家族の医療費を合算できる |
たとえば、年間の医療費合計が15万円で、保険金による補填がなかった場合、15万円 − 10万円 = 5万円が医療費控除の対象額となります。所得税率が10%であれば、5,000円の所得税が軽減される計算です。さらに翌年の住民税にも影響するため、実際の節税効果はそれ以上になることがあります。
医療費控除は「生計を一にする家族全員分」の医療費を合算することができます。ご自身だけでなく、配偶者やお子さんの医療費もまとめて申告できるため、家族の中で所得の高い方が申告するとより大きな節税効果が期待できます。
結論からお伝えすると、精神科・心療内科での受診費用は、医療費控除の対象になります。
国税庁の定める医療費控除の対象は「医師または歯科医師による診療・治療の対価」とされており、精神科・心療内科も当然これに含まれます。うつ病、適応障害、不安障害、パニック症、統合失調症、ADHD(注意欠如・多動症)など、精神科・心療内科で扱うあらゆる疾患の治療にかかった費用が対象です。
「精神科だから特別扱いされるのでは」と心配される方もいますが、そのようなことはありません。内科や整形外科と同じように、正式な医療機関での受診であれば医療費控除を利用できます。
カウンセリング費用の取り扱いには注意が必要です。公認心理師や臨床心理士が行うカウンセリングは、医療機関内で保険診療として行われている場合は対象となりますが、医療機関外の自費カウンセリングは原則として医療費控除の対象になりません。判断に迷う場合は、税務署や税理士に確認することをおすすめします。
新型コロナウイルス感染症をきっかけにオンライン診療が普及し、精神科・心療内科においても広く活用されるようになりました。北海道のように広大な地域では、「近くに精神科がない」「通院が体力的・時間的に難しい」という方にとって、オンライン診療は特に重要な選択肢です。
気になるのは「オンライン診療でかかった費用も医療費控除の対象になるのか?」という点ですが、答えはYES(対象になります)。
オンライン診療は、厚生労働省が定めた指針に基づき、正式に認可された医療機関が実施するものであれば、対面診療と同様に「医師による診療・治療の対価」として医療費控除の対象になります。診察料はもちろん、オンライン診療後に処方された薬を薬局で受け取った際の調剤費用も対象です。
医療費控除の申告には、支払った医療費の「明細書」が必要です。オンライン診療の場合、領収書や明細書が電子データで発行されることがあります。紙の領収書と同様に、電子データの領収書も申告の根拠となりますので、削除せず保管しておくことが大切です。
北海道オンラインクリニック(医療法人鳳應会)でのオンライン診療も、正式な保険診療・自費診療として実施しており、発行された領収書・明細書は医療費控除の申告に使用できます。受診後は領収書を大切に保管してください。
「確定申告は難しそう」と感じる方も多いですが、近年は手続きが大幅に簡略化されています。ここでは基本的な流れをご説明します。
1月1日から12月31日までに支払った医療費の領収書をすべて集めます。家族分もまとめて管理しましょう。領収書を病院・薬局ごとに分けて保管しておくと、後の整理が楽になります。
国税庁が定める「医療費控除の明細書」に、医療機関名・支払金額・診療を受けた人の氏名などを記入します。国税庁の「確定申告書等作成コーナー(e-Tax)」を使えばオンラインで入力・計算が自動的に行われ、明細書も自動生成されます。
申告書の提出方法は主に3つです。
| 提出方法 | 特徴 |
|---|---|
| e-Tax(オンライン) | 自宅から24時間提出可能。マイナンバーカード+スマートフォンがあれば手軽に完結 |
| 税務署へ郵送 | 作成した申告書と明細書を封筒で送付。窓口に行く必要がない |
| 税務署窓口へ持参 | 確定申告期間中は混雑することがあるが、担当者に質問できる |
確定申告の期間は原則として毎年2月16日〜3月15日です。ただし、医療費控除のような「還付申告(税金が戻ってくる申告)」は、1月1日から申告することができます。還付金は申告後おおむね1〜2か月程度で指定の口座に振り込まれます。
また、医療費控除の申告は過去5年間さかのぼって申告可能です。「去年申告を忘れた」という方も、期限内であれば手続きできますので、諦めずに確認してみてください。
医療費控除の申告内容は税務上の情報であり、原則として職場に通知されることはありません。確定申告書は税務署に提出するものであり、勤務先への情報共有は行われません。ただし、会社員の方が確定申告をすると、翌年の住民税の特別徴収(給与からの天引き)額が変わるため、経理担当者が「医療費控除を申告したのだな」と推測できる可能性はあります。プライバシーがより気になる場合は、住民税の徴収方法を「普通徴収(自分で納付)」に変更することも可能です。申告書に記入欄がありますので確認してみてください。
はい、使えます。健康保険組合や協会けんぽから送られてくる「医療費のお知らせ」は、医療費控除の明細書に代用することができます。ただし、記載されていない医療費(記載が間に合わなかった分など)については、別途領収書で補完する必要があります。
入院給付金・手術給付金など、保険会社から受け取った給付金は、対象となる医療費から差し引く必要があります。ただし、差し引くのはその給付金に対応する医療費に限られます。たとえば、入院給付金は入院費に充当しますが、通院費からは差し引く必要はありません。
公共交通機関(電車・バスなど)の交通費は、領収書がなくても申告できます。通院した日付・医療機関名・利用した交通機関・金額をメモしておけば大丈夫です。ICカードの利用履歴なども参考になります。
北海道は国内でも有数の広大な地域であり、精神科・心療内科が少ない地域も多く存在します。「受診したいけれど近くにクリニックがない」「仕事や育児で通院の時間が取れない」「受付で症状を話すのが恥ずかしい」――そういった事情を抱えている方にとって、オンライン診療は心強い選択肢のひとつです。
北海道オンラインクリニック(医療法人鳳應会)は、精神科専門医・精神保健指定医である道塚瞬医師が統括し、北海道在住の方を対象にオンラインでの精神科・心療内科診療を提供しています。スマートフォンやパソコンがあれば、ご自宅からご受診いただけます。
初診からオンラインで対応しており、診察後には処方箋を薬局に送付することも可能です。薬を受け取る際の薬局での費用も医療費控除の対象となりますので、本記事でご紹介した制度を積極的にご活用ください。
北海道オンラインクリニックの受診は、保険診療・自費診療ともに正規の医療機関による診療です。発行される領収書・明細書は医療費控除の申告にそのままご使用いただけます。受診時に「領収書が欲しい」とお伝えいただければ、確定申告に必要な形式でご発行いたします。
精神科や心療内科への受診を、なんとなく「最後の手段」のように感じてしまう方がいます。でも、心の不調に気づいて受診を検討していること自体、とても大切な一歩です。早めに相談することで、症状が深刻になる前に対処できることも多くあります。
「費用がかかりそうで心配」という経済的な理由で受診をためらっている方も、医療費控除の制度を知っておくことで、少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。年間で10万円を超える医療費が発生した場合には、確定申告によって一定額が税金として還付されます。精神科への通院は継続的になることも多いため、年間を通じて医療費を積み上げると控除の対象になるケースは珍しくありません。
また、「精神科に行くことが職場や家族にわかってしまうのでは」という不安も、受診を躊躇させる理由のひとつです。オンライン診療であれば、自宅にいながら受診できるため、周囲に知られるリスクをより小さくすることができます。
心の不調は、疲れや環境の変化、ストレスの蓄積など、さまざまな要因が重なって生じます。あなたが感じている「なんとなくつらい」「眠れない」「気力がわかない」という感覚は、体のサインかもしれません。一人で抱え込まず、まずは相談してみてください。専門家に話を聞いてもらうだけで、気持ちが楽になることもあります。
受診のハードルを下げるために、まず「問い合わせだけしてみる」ことから始めても構いません。北海道オンラインクリニックでは、受診前のご相談にも対応しています。「自分の症状が診療対象なのかわからない」という方も、お気軽にご連絡ください。
北海道オンラインクリニック(医療法人鳳應会)では、統括医師・道塚瞬が 日本専門医機構認定 精神科専門医および 厚生労働省 精神保健指定医の両資格を有しており、 初診から必ず専門医が担当します。
「近くに専門医がいない」「通院が大変」「プライバシーが心配」という 北海道全域の方々に、自宅から質の高い精神科医療をお届けするために、 オンライン遠隔診療を提供しています。